もくじ
ヨガインストラクターは、前向きじゃなきゃダメ?
目が向けた先が「前」と思ってはいかがでしょう?どこを見たとしても、その方向を向いて歩いていけば、それがその人の「前」。例え後ろを振り返ったとしても、その方へ向かえば、それが前になるものです。
私たちの頭や身体は、上下左右、360度自由に動けるようにできているんです。だから、「前」という方向も一方だけと決めつけなくていいと思います。
「前」の定義なんて人それぞれ。固定概念から自由になろう
ひょっとしたら、「前向きじゃなきゃダメ」と意識した時点で自分の可能性を狭めていることもあるかもしれませんね。でも、選択して決めて行動するって、私たちは日々、毎秒単位で行っていることですから、その選択肢は広い方が様々な可能性があると思いますし、自分の選択に自信を持って生きていたいとも思います。
ヨガインストラクターは、怒っちゃダメ?
「怒りの感情を否定する」「イラッとした自分に罪悪感を感じる」というのも、場合によっては自分を追いつめることになるのかな、と思います。
暴力を振ったり、感情に任せてとんでもないことをしでかさなければ、怒るのは別に構わないと思いますよ。喜怒哀楽それぞれの感情を、身体が教えてくれるままに感じて表現すればいいと思います。
怒りが込み上げたら、押さえ込むのではなく、それをうまく外に表現する方法を考えるというようにシフトしてみましょう。感情を素直に表すことによって、共感が得られることもありますよね。
怒りがこみ上げたら身体の反応の変化を観察してみる
怒っているときは、頭を脊椎の方へ引き込んで、身体を緊張させていることが多いんです。なので、物理的にその緊張を解いて、感情を受け止めてみるというのが、怒りをうまく表現する解決策のひとつです。
私は何をおいてもまずは、頭から尾骨までを意識して、自分の背中の広さや長さを思い出してみます。すると、あれほどイライラしていたのに不思議なほど受け入れられたなんてことがありますね。
そうしたら、「ちょっとイヤなことがあって怒ってたんだよね」なんて、嫌みでない程度にするっと口にできるものなんです。笑い話のように聞いてもらえることもありますよ。
口にするものはオーガニックフードじゃなきゃダメ?ベジタリアンじゃなきゃダメ?
「身体が欲するなら肉を食べていいじゃない〜」と私は言いたいですね。何事も無理強いをして得た満足感って長続きしないような気がしますよ。自然派のオシャレなレストランも好きですが、焼き肉屋にも通いたいというのが私の本音です。
ベジタリアンになるか、肉食女子になるかは、それこそ本人の選択。人の身体は千差万別だから、一般的に健康だと言われているものが全ての人に同じように当てはまるわけではないと思います
まとめ:”素敵な”ヨガインストラクターから自由になろう
私はヨガに関するティーチャートレーニングをいくつか受けましたが、先生に言われた通りにポーズをとっていても、みんなと同じように「気持ちいい〜」とはならなかったことが何度かありました。それでも無理についていこうとして、逆に咳喘息をこじらせたこともありました。
そんな経験から、ヨガのトレーニングであろうと、サラダか焼き肉かで迷う場合であろうと、そのときの自分の身体に必要とされていること(モノ)を必要なだけ与えるだけでいいんじゃないかと思うようなりました。良いと言われているからというだけで自分に合わないものを無理に取り入れたり、その人にとってはもう充分に取り入れているのに、周りに合わせて必要以上に取り入れようとしたりする。ヨガでも日常生活でも、そんなことが普通になってきてしまっているのでは?と危惧しています。