第2チャクラ(スヴァディシュターナ)をわかりやすく|おすすめのヨガポーズはマラーサナ(花輪のポーズ)

第2チャクラとは?やる気スイッチ

下から2番のチャクラは丹田辺りにあります。サンスクリット語ではスヴァディシュターナという名前のチャクラになります。

安定した土台から上に伸び上がる場所です。そして自分自身への軸にも繋がるこの場所は あらゆるパワーやエネルギーを生み出す、ヤル気スイッチの様な場所だといえます。

健やかな心身の安定は、人間の生命力そのものと直結しています。 目に見えない第2チャクラを心と体の状況に置き換えてわかりやすく説明してみます。

第2チャクラが活性化してない時の症状

フィジカル的なサインとしてはお腹に力が入らずに完全に腹圧が抜けてしまっている時。またそれによって腰が曲がり猫背になりやすかったり、足腰が重く怠い時だといえます。それらが長引くことによって慢性的な腰痛にもなりやすく、日々のパフォーマンスもダウンします。

またメンタル的には、なかなかヤル気が出ず、気分が鬱々としている時、そして思考も感情もネガティブになりやすく、全てがうまくいかないと感じてしまっている時。更には自分への愛情が不足している時や心の栄養が不足している時に陥りやすくなります。

心も体も疲れやストレスを溜め込み過ぎると、新たなパワーやエネルギーを生み出す力が弱くなります。チャクラの乱れとは、心身ともにストレスに負けている状態だと言えるでしょう。

第2チャクラを活性化する方法

まずは自分の気持ちがワクワクすることや楽しいと思えることを探してみましょう。

好きなことや楽しいことをしていると自然と笑う回数も増えるかと思います。例えば思い切り笑って笑って笑い過ぎている時「腹を抱えて笑う」や「笑い過ぎて腹が痛い」などという表現がありますが、実はあれは下腹の筋肉を使って腹圧をコントロールしそれによって丹田周辺が活性化されていきます。 つまり笑うことで自然と筋肉を動かしているので、まずは自分が楽しいと思えることをする、これが最優先になるかと思います。

第2チャクラを感じるヨガのポーズ

マラーサナ(花輪のポーズ)

おすすめなヨガポーズは、マラーサナ(花輪のポーズ)です。 まずは腰幅に足を開き左右の爪先は自然な角度で外側に向けます。 そこからゆっくりとお尻を下ろしながらしゃがみますが、この時に爪先と膝関節、そして股関節、この三点が必ず同じ方向に向く様に注意しましょう。 また足首やスネが硬い時には踵に厚みのあるタオルなどを差し込みながら、高さの調整をしてみて下さい。 快適にしゃがめたら出来るだけ尾骨を下に向ける様にして骨盤がしっかりと立っている角度を探します。 すると下腹の丹田にキュッと力が入る場所が見付かるので、両手の平を胸元で合掌し、両肘は膝を外側に押し広げる様にし、逆に両膝で両肘を内側に押し返す様にすると更に丹田に力強いエネルギーを感じることが出来ます。 そのまま目を閉じて3呼吸キープをしたり、気持ちが良ければ長めにキープして丹田からのエネルギーを感じてあげて下さい。

慣れてくると自分自身から強いエネルギーを生み出している感覚が分かり、丹田を活性化させようとする気持ちが芽生え始めるかと思います。

一回や二回の気まぐれな練習ではなく、日頃から自分の生活のルーティーンの中に組み込みポジティブに変化を楽しみたいですね。

第2チャクラを活性化すると起こる効果

フィジカル的には体幹が安定し、軸が整うことによって体の疲労感が軽減しやすくなります。ヨガのアサナをとる時もあらゆるスポーツをする時にも体幹は最も重要視されること。下腹、丹田が安定してくることで無駄な動きが少なくなり全身の疲労感を感じにくくなり、結果としてパフォーマンスアップに繋がります。

またメンタル的には気持ちが落ち着くことで、穏やかな安定感を感じやすくなります。そしてその穏やかさや安らぎが心にも余裕を生み出し、心身ともに少しずつアクティブに変化していく自分を感じることが出来るでしょう。

自分自身のヤル気スイッチを活性化し自分も周りもポジティブにしていくエネルギーがあるといえます。

丹田のチャクラはそんなパワーを秘めています。

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