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脱マンネリ!今日のヨガクラスで使える誘導テクニック|ヨガインストラクター・スキルアップ講座

ヨガレッスンにすぐにでも簡単に取り入れることができる、脱マンネリのテクニックを紹介します。
脱マンネリ・テクニックを取り入れるべき理由2つ
ヨガの練習を継続していると、次の動きを予測して動くようになっていきます。これは日常生活でも同じですね。
もちろんルーティーンによって、繊細な違いに気づくというメリットもありますが、急に想定外のことをやってみることのメリットもあります。
人は、急に想定外なことを言われると身体が上手く反応できないものです。この上手く反応できない身体と脳の状態を意図的にヨガクラス内で作ることによって、クラスに抑揚が生まれ、新たな気づきを得ることができます。
メリット①無自覚な身体の反応を実感できる
想定外の動きを誘導されたとき、びっくりして固まるの反応は、脊椎動物として自然なことなので、それが起こることは当たり前なんですが、当たり前だからこそ、そのことに無自覚になっていることが多いです。
普段は無自覚に起こっている身体の反応の観察をするのです。無自覚を自覚できれば、固まったことに気づくことができて、気づいたら慌てないで、ただそこから戻ればいい。
これは日常で起きる、あらゆるトラブルの対応として、応用ができます。
やりたくない事や、苦手な人との関係において、無意識で首が固まる反応が起きていて、首の付根は緊張状態になり、その緊張が慢性化してしまうと、あらゆる不調に繋がります。
メリット②ワンパターン思考を変えることにつながる
想定外なことが起きると、一瞬判断不能になりますが、その時に、脳が拒否反応ではなく、解決に向かって興味を持つように思考することも、練習することができるのです。
脳の反応のままに動くと、悪習慣に気が付かないことが多いのです。

ちょっと脱線しますが、、
脳の悪循環とは
やらなきゃいけないけど、やりたくない時、急に掃除を始めるとか、チョコを食べるなどがルーティーンになることがあって、そういう悪循環もクセになるそうです。
これは脳の扁桃体が、いやなことを拒否して、快のほうに行こうとする反応なんだそうです。
脳の悪循環をカットするかんたんおすすめ解決方法
悪循環になっているクセをやめたいときにできる練習として、アラームタイマーをかけて20分だけ、やりたいくないことに取り組んで5分休む、を繰り返すという方法があります。
20分続けることで脳の拒否反応が変わっていくとか。タイマーを使うのは、他にもいろいろなことに応用できそうですね。
脱マンネリテクニックとは:呼吸と身体の動きを普段とは逆にしてみるだけ!
吸う息で腕を上げる動作は、定番中の定番なのではないでしょうか。ヨガインストラクターも、「吸う息で腕を上げて」は、意識しないでも出てくる誘導のセリフでしょう。
この順番は、別に逆にしてみても問題がないのです。それをトライしてみようと思えるようになると、ヨガインストラクター自身もヨガポーズの完成形にこだわるような考え方も変わっていくと思います。
最初はヨガインストラクターも生徒さんも戸惑うかもしれません。しかし、その戸惑いがまた一段とヨガが深まるステップになり、結果、新たな気づきとなるのです。
実践してみよう!定番の誘導とは逆の誘導
①両腕を上げる動作で、息を吐きながら腕を上げる、息を吸いながら腕を下ろす。

やってみると意外と難しいですが、この腕の動きは横隔膜の動きと同じなんです。(横隔膜は吐く息で上に動き、吸うとき下がります)
アレクサンダーテクニーク・姿勢ヨガ
毎月 第3土曜日11:00 – 12:15
【対象】
ヨガインストラクター、アレクサンダーテクニークに興味のある方