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前屈(ウッターナーサナ)ができないのはハムストリングの硬さのせいじゃなかった!

「自分らしく生きる」を発信。

前屈(ウッターナーサナ)ができないのはハムストリングの硬さのせいじゃなかった!

前屈(ウッターナーサナ)ができないのはハムストリングの硬さのせいじゃなかった! 1

股関節の動きココに気をつけよう!

①苦手意識を持つと体は固まり、特にハムストリングスなど気にしている部分に意識が集中してしまうことで、全体のバランスを見失ってしまい、動きにくくなります。

②そもそも股関節の位置を勘違いしていると、いつもの自分のクセが発動しやすいです。

股関節の本来の動き

股関節の球の部分は、恥骨の両端を奥に進んだところ、恥骨と坐骨の間に球の先が始まり、全体の大きさはゴルフゴールくらいですが、自分の股関節は実際に見ることができないので、その位置や動きのイメージは曖昧になっていることが多いです。そこでYOGA BASE LABでは、骨格模型を使って股関節の位置や大腿骨の動きや大きさを解説して、知識をアップデートしていきます。

ウッターナーサナ(前屈)3つの勘違い

ヨガポーズ勘違い①

上半身をシャキーンとまっすぐにしたまま前屈と言われたり、やろうとしてませんか?

ヨガポーズ勘違い②

ウディヤナバンダを意識しすぎていませんか?

ヨガポーズ勘違い③

股関節の位置を骨盤と混同して、実際の位置より上や外側だと思っていませんか?

 

前屈(ウッターナーサナ)ができないのはハムストリングの硬さのせいじゃなかった! 3

上半身まっすぐ!は、ヨガあるあるだと思います。筋肉が引っ張られる感覚が強くなるので、筋トレしているという達成感はありますが、それは「動きやすさ」という観点とは違います。

部分を意識しすぎると動きにくくなるし、特にウディヤナバンダはお腹に力を入れるものだと思って、腹直筋を固めてしまうと動きにくいです。股関節の位置や大きさが曖昧なまま前屈していると、自分のクセで特定の筋肉(背筋など)を使いすぎていることも多いので、実際の股関節の位置を意識できるようにしていきましょう。

ではウッターナーサナをやってみましょう。

ウッターナーサナ(前屈)を深めるコツ

①タダーサナで立って、後頭部の丸みや脊椎のウェーブ、胸郭や骨盤といった全身の立体感をイメージしましょう。

②軽く前後左右に揺れてみて、頭を含めた全身でバランスを取っていることを確認します。

③前に揺れた時、頭が前に動きだすと上半身は自然に前に傾きながら股関節は屈曲しはじめます。

④股関節が屈曲する時、恥骨の奥のボール(球関節)の上で骨盤、上半身は円運動で前方向へ動きます。股関節の屈曲と共に骨盤の前傾やお尻の丸みの立体感もイメージするといいですよ。

ヨガには流派があり、巡り合った1つのやり方だけを続けがちですが、その前に骨格の動きを知ると動きやすくなります。動きやすさを知り選択肢が増えると、心にゆとりができて苦手意識も減っていくので、選択肢を増やす気持ちで試してみてください。


 

ヨガインストラクター 高橋ちひろ

自分の身体は立体的であるというイメージを持つことが前屈に限らず、ヨガポーズを深める上で重要なポイントですね。

アレクサンダーテクニーク・姿勢ヨガ

毎月 第3土曜日11:00 – 12:15

【対象】
ヨガインストラクター、アレクサンダーテクニークに興味のある方

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