Now Reading
ジャンプスルーのやり方

「自分らしく生きる」を発信。

ジャンプスルーのやり方

ジャンプスルーができるようになる!アレクサンダー・テクニーク講師が教えるアシュタンギのためのロジカル・シンキング

ジャンプスルーっていつも練習しているのになかなかできなかったり、手首や肩に痛みが出てくることはありませんか?

痛みが出るということは、何か「やり方を見直そう」というサインですが、何がどう間違っているのかが、そもそも本人にわからない。

たしかに、習得にはある程度の練習は必要ですが、やみくもに練習しても結果は得られません。必要なのは、正しい身体の使い方と「動きのプロセス」への理解なのです。怪我や痛みなくジャンプスルーができる近道をここでご紹介したいと思います。

ジャンプスルーができない!ときのよくある動きの勘違い3つ

①恐怖心と高揚感

心の模様は身体の動きに反映されています。実はポーズをとり始める時に「やるぞ!」と気合いを入れる、その気持ちが首のあたりや肩のあたりを緊張させる動きとして現れ、できるはずのポーズをよりやりずらくします。例えば以下の3つのような原因が思い当たる方は、まず自分の動きを観察して見ましょう。

②脚を浮かそう!両手の間に通そう!と脚を意識しすぎている

ヨガは動き、ですが、ある動きから次に移る時、全身への集中力が切れて体の部分に意識がいってしまっていることがあります。例えば脚を動かす時、全身を動かす条件が整っていないのに、脚を浮かそう浮かそう、と意識しすぎている人が大勢います。

 ジャンプスルーをするためには、前屈して手をついてから、かなり前の方に頭が来る必要があり、そうするとお尻が高く持ち上がります。これがそのあとのスムーズなジャンプスルーに繋がるコツです。

③脚を持ち上げようと無駄にお腹に力を入れすぎている

手を前についてから、頭を前に持って来ることに意識を向けると自然にお尻は上に上がります。ところが多くの人が、その前に気合いを入れようと、お腹に力を入れて、脚を持ち上げようとしています。そのお腹に部分的に力を入れていることが、脚を前に出すときに邪魔になります。お尻は上、その後お尻を前に運ぶ、くらいの意識で動きに集中すると、脚はスムーズに肩からピボットして前に運ばれます。

ジャンプスルーに大事な自然なダウンドッグ

実は、ジャンプスルーの前に、ダウンドッグでそもそもどう身体を使っているか?が鍵となります。

ダウンドッグの時に、すでに顎を噛み締めていたり、手を思いっきり広げていたり。。お腹を引き入れていたり。。いろんな余計なことをしていることが邪魔をしているからです。

 アレクサンダーテクニークのレッスンでは、「何が必要な動きで、どんな順番で構成するか?」を考えてポーズをみていきます。この無自覚な身体の使い方のクセと、力みがジャンプスルーの動きの習慣で邪魔している、これを脊椎の使い方から紐解いて、楽なやり方を見つけて行くことで、誰でも楽に、自由にポーズがとれるようになるのです。

 誰しも自分がやっていることにはなかなか気づけないものですが、高揚感や恐怖心を抑えようと、ポーズをとる前に、反応していることが体に現れるのです。そこで、最初にしっかりポーズのイメージ、体全体への意識を保ったまま、動きのプロセスをしっかりたどると、恐怖やいらない動きを制御することができます。おかしいな、と思ったら一息吐いて、呼吸に合わせて動いているか、まずは自分を観察してみましょう。

ジャンプスルーの前に、ダウンドッグから見直してみよう

最後に、ダウンドッグでよく起こりがちな余計な力を抜くためにできる手順をご紹介します。まず、正座して、そこから頭を前に運びながら手をつくと思いますが、こんな手順でやって見てください。

  1. 正座して座り、ハーっと息を吐いて、お腹とあごを緩める。
  2. 「脚で頭頂を前に運ぶ」と思いながら、お尻を持ち上げて膝立ちになる。
  3. さらに脚で頭を斜め前に運ぶ。腕は鎖骨からゆるっと垂らしている。
  4. 鎖骨からぶらぶら、ゆらゆら、指先でトコトコ歩きながら手をつく。(ここで四つ這いのポーズになってます。)
  5. 頭頂は下にだらっと落ちながら、お尻を脚で持ち上げる。

脚よりお尻を優先してジャンプスルーしよう

ジャンプスルーの時に大切なのは、脚以上にお尻(骨盤)を背中と一緒、脚と繋げて一緒に運ぶことです。

お尻、と呼んでいる骨盤は、軸骨格の一部、脊椎と一緒に動く。このジャンプスルーの時は、これが最初から動きのプランに含まれていないと、思うように前に脚がいかないわけです。

やるぞ!とお腹や、顎に力が入っているな、、と気づいたらそれがヒント

痛いところは、だいたい、最初に不要に力が入ってしまっていて、その後の動きで体の重さなどの負荷がかかっている可能性が高いので、一番大きな骨格をどこに運ぶか、を特に軸骨格の動きとともに意識してもらうことで必ず動きは変化します。

ヨガはレシピと手順

ヨガの練習中に痛みがでたり、思うようにヨガポーズが取れない時は、身体の使い方が不正確になっているといえます。

ヨガのポーズに至る、プロセスの道のり、それに体の構造をどう生かすか、が不正確、と言えると思います。

ジャンプスルーでは、足が前に行く!と一般的には思われていると思いますが、身体の動きとしてはそれだけではないのです。

頭が力点となり位置が前に行くことで、頭から軸骨格が(お尻も含まれる)が前方に回転するのです。

ですので、脚はただ運ばれるだけと考える必要があるのです。

一つ前の動きのプランが、『成功させたい!』という思いに釣られて、このような正しい身体の使い方が少し不正確になってしまうのです。

腕の長さより、脊椎、軸骨格の使い方のほうが大きいですが、筋力も確かに最後は必要になりますね。もちろん練習は必要ですが、闇雲にやる必要はないかな、と思います。

What's Your Reaction?
いいね!
0
うーん、、
0
おもしろい
0
なるほど!
1
共感!
0

© 2021 HASYOGA Magazine. All Rights Reserved.