忘れていませんか?ヨガの本来の練習は、自分へ問うこと。
「身体が痛い、苦手なポーズで苦しそうにしている生徒さんにもっとヨガの良さを伝えたい」「もっと生徒さんに喜んでもらいたい」「私だからできるレッスンをしたい」
ヨガインストラクターとして、そう思って努力を重ねていらっしゃる方は多いと思います。
そのためにこそ、自分の身体やヨガでやっていることを基本にかえって知ったり、「問うこと」が大事なのです。
どのくらい深みのあるヨガレッスンができるかは、実は自分がやっているヨガや自分についてどれくらい知っているか?に比例します。そこで、大切なことは、そのそも「問い」を投げているかです。
生徒さんに伝わることは、自分が腑に落ちていることだけ
生徒さんに選んでもらえる自分らしいクラスを作っていくためには、資格や外からの知識ではなく、「もう見つけていること」「自分の特徴」など自分の中に存在している部分を知ることの方が実は重要になってきます。
マニュアル通りのティーチングスタイルをクリティカルにみてみよう
現在、スタジオなどで教えているヨガインストラクターの方の多くはRYT200 もしくは、RYT500を取得され、ヨガインストラクターに必要な基本的なヨガの哲学、ポーズ、解剖学の知識が体系化して学んでいると思います。
しかし、ヨガインストラクター養成講座で先生から学んだマニュアル通りにヨガポーズを教えているだけでは、一人一人の生徒さんの異なる体やニーズに答えられず、いずれはご自分のヨガレッスンに限界を感じてしまうでしょう。
ただ始めのうちは、マニュアルどおりにヨガレッスンをこなすこと、習熟していくことも大事なことです。だんだんと慣れてきて「自分のオリジナルなヨガななんだろう?」と疑問が湧いてきたら、次のステップに進むタイミングと思いましょう。
自分らしいヨガを説明できますか?
さらに本当はオリジナルなヨガ、自分らしいもの、というものはみんな持っています。ただ、ほとんどのインストラクターはそれに気がついていないだけです。
それを見つけるには「問う力」が大切です。
スキルを外から身につけることはできても、自分の中から引き出す、観察する力をつけないと、結局、生徒さんに教えるコンテンツを作っていけないからです。
RYT200の次はアレクサンダー・テクニークで実践のスキルアップ
なんとなくポーズは取れているけれど、それがどういう仕組みでできているのか、順番はどう考えているのか? 他にバリエーションがあるか?それは自分の体とヨガ体験を通じて、見つけていくものなのです。
アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、すでに皆さんが「知っている」と思っているシンプルなヨガのポーズの中でも問いを見つけて行きます。
ヨガの「動き」について、何をまず目的としているポーズなのか、それによってポーズの取り方が変わるからです。例えば、ダウンドッグ一つをとっても、
- そのポーズの目的、狙いは何か?
- 動きの方向性、動きの順番を理解しているか?
- ある体の部分に意識を集中させていないか?
上記の3つは、その時によっても前後のヨガの動きによっても、必要な動作が変わってきます。「問う」視線が身につくと、この3つの中にやりずらいポーズや痛みを感じる理由が見つかってきます。
次回は、この「問う」ことで見つかる「自分の力」についてお話しして行きたいと思います。