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ヨガインストラクターの差別化どうする?ヨガの仕事に生かせるヒント

「自分らしく生きる」を発信。

ヨガインストラクターの差別化どうする?ヨガの仕事に生かせるヒント

ヨガインストラクターの差別化どうする?ヨガの仕事に生かせるヒント 1

「ヨガの資格」という固定概念が自分の個性を見つけづらくしているのかも

実は、自分のヨガの特徴、個性が見つからない理由は、それを「自分の外」から 見つけようとしているからなんです。

「自分の外」の代表例として、さまざまな資格取得なのではないでしょうか。

「○○ヨガ」と名のつく新しいものはたくさん世の中にあります。いくら勉強して、新しい技術を学んでも、他にも同じことを学んでいる人がいたり、流行があったりすぐ飽きられて、また新しいネタを仕入れに行かなければいけないはめになってしまいます。

こうやって同じループにハマってしまうと、「自分のヨガレッスンの個性」を見失ってしまう事になるのです。

ヨガ指導のスキルを深める意味で関連するさまざまな資格を取得することは素晴らしいことです。確かに、新しいヨガのポーズや技術は役に立つし、生徒さんが喜ぶ一つのネタになるかもしれません。

しかし、資格を増やしても増やしても疑問が残る場合は、大事な事を忘れているかもしれません。

(み)それは、「すでに自分が持っているものに気がつくこと」そのために、「自分に問いを嘆かてみること」最後に「縛っている自分から自由になること」。

みつける方法1:「すでに自分が持っているもの」に目を向けよう

あなたのヨガの特徴を一番活かす、一番いい方法、それはあなたの中にあるものを見つけることなのです。それは古くなることもなく、他の人には真似のできないことであり、「オリジナルなスキル」になります。すなわち、「個性」です。

あなた自身が持っているストーリーや歴史、そしてなぜヨガが好きになったか?そんなところから、実はあなたらしいヨガと指導が見つかるのです。

喜んで来られる生徒さん、そのかたは何を見ているのでしょう。実は、あなたの雰囲気や同調できることに惹かれて来るのです。

そもそも自分が「何を大事にしているか」、そこがわからないと、教える「軸」が定まらない、いわば「空」な状態で教えようとするので、そこを満たそうと人は、外からのスキルに
頼りがちになります。それは悪いことではないですが、自分の中にすでにあるものに気づくことが結局自分のヨガを育てる、個性的なヨガのティーチングであり魅力に繋がるのです。

みつける方法2:自分に「問い」を投げかけて見る

「すでに自分が持っているもの」「知っていること」を見つけ、どうヨガに活かすか?その方法は、今まできてくれた生徒さんがどう言ってくれていたか、何を喜んでくれたか、自分が何が好きか?「問う」ことでも見つけられます。

一人の時間を見つけて、深呼吸をし瞑想をされる方は技法を取り入れて、ちょっと座ってみましょう。

自分の過去から現在、未来を見つめ、ヨガを最初にやって楽しかったのはどんな時だったか、どんな先生に憧れたか、うまく言ったレッスンがなぜ楽しかったか、こんな生徒さんと出会いたいなー、など思いを巡らす瞑想法はおすすめです。

自分をありのままに受け入れる練習を日常的に行おう

ヨガのレッスン中に「自分をジャッジしないで」と誘導の言葉を使っているインストラクターは少なくないと思いますが、今一度「自分自身へはどうか?」を見直してみましょう。ジャッジしないこととは、ヨガレッスン中に限らず日常すべての事に対して言えるからです。

まず第一歩として、ヨガレッスン開始前(生徒さんがスタジオに来る前)などに、瞑想を取り入れることがおすすめです。瞑想の最中にもいろんな思いや悩みが浮かんでくると思います。それも受け止めて、ただ見つめる、そういう練習をすることで一人で気づいていくことができます。

そして、「自分への評価」をしない姿勢こそが、精神的に安心で安全なヨガクラスへと反映され、そのヨガクラス後の生徒さんのレスポンスや反応が「自分への問い」の答えである事が少なくないのです。

みつける方法3:縛っている自分から自由になる

ヨガインストラクター自身が「自分を自由にする方法を学び、気づく」という事が大切です。ヨガは生徒さんに言葉やデモンストレーションで伝えますが、それより先に生徒さんが感じ取るものがあります。

それは、ヨガインストラクター自身がどのくらい、自分が本当に感じ、やってきたことを理解して忠実にそれを表現しているか。得た知識をヨガクラスで伝えることに対する熱量です。

自分の個性を見つけるために鏡になるメンターやコーチも時には必要

自分の個性や才能の探求は、一人でも発見はできますが、得意なことや才能は努力なしで軽々とできてしまうので、自分が自然にできていることには気づかないものです。

一方で、「教えるのが苦手」「ちょっと自信がないインストラクター」とすでに自身のイメージができあがっていると、本来の自分の姿は見えてきません。フラットな視点を自分へ持つのはとても難しいですが、鏡がないと自分の姿が見えません。しかし、その鏡が歪んでいると本当の姿が見えないのです。

自分の姿や良さ、人との違いや大事にしてきたもの、それは大事なものだからこそ一人で自分で見つけるのは難しいことも多いのです。

フラットな視点とは、自分に対する評価を抜きにした視点なのですが、どうしても自分に対する評価が加わりがちになるのは否めません。

一番オススメなのは、鏡になってくれるメンターやコーチをつけることです。互いに観察したり、動くことから知ることができる、フラットな視点で人を観察できる訓練を受けているメンターやコーチを探しましょう。

アレクサンダー・テクニーク教師はこういう評価しないで動き方やその人の思っていること、やりたいヨガのサポートをする訓練を受けているので、実際にレッスンで使えるちょっとした体の使い方のコツと共に、あなたのヨガのよさ、についても一緒に発見していくことができます。


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