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ヨガレッスン指導に自信が持てる!アレクサンダー・テクニーク講師が教える大事なポイント4つ

「自分らしく生きる」を発信。

ヨガレッスン指導に自信が持てる!アレクサンダー・テクニーク講師が教える大事なポイント4つ

ヨガレッスン指導に自信が持てる!アレクサンダー・テクニーク講師が教える大事なポイント4つ 1

Point 1 : RYT200時代のコピペではダメ。頭と身体で納得させる。腑に落とすこと。

なかなか指導に自信が持てない、その理由は、人から学んだヨガをそのまま伝えていることにしばしばあります。

養成講座や自分が尊敬する先生から学んだものをそのままクラスに反映しようとしても、自分の頭と身体で納得していなければ、伝わりません。

身体的にも理屈でも、自分にとって、納得の行くもの出ないと、全身で腑に落ちないのです。腑に落とす方法は、自分のやってきたヨガを振り返り、あなたがヨガが好きな理由や、今までヨガでどんなことが解決したのか? そして、また今やっているヨガが自分にしっくりきているものになるよう、動きの構造や軸との関係性を理解することから得られてきます。

きちんと身体で納得し、腑に落とすことができて、初めてそれが自信につながります。その自信は生徒さんにも伝わるものなのです。

では、伝えたいヨガはどうやって知ることができるのか?

「ヨガポーズをとる時にやっていること」を、身体の構造を知って、もっとヨガの理解を深めることで納得のいくものにして行く。「なんとなくの理解」をもっと知ることが大事なのです。

Point 2: 伝え方、動きのコミュニケーションスキルを身につける

ほとんどのヨガインストラクターの育成コース(RYT200など)では、ポーズや解剖学、哲学などいろんなことを学びますが、「伝える」とはどういうことなのか? 自分がヨガをすることと一番大きな違いは何か、を明確に伝えているところは少ないと思います。

まず、ポーズをとるだけでなく、声を出して伝えるということになるので、その声がでる仕組みやそれを優先させる体の使い方、伝えるときの姿勢と動き方について知ることは自信につながり、多くの「声が届かない」「自分の声にコンプレックスがある」というヨガインストラクターさんの自信にもつながります。

インストラクションが伝わるかどうかは、言葉の選び方で大きく変わるので脳がどういう言葉を動きやすいと感じるのか、を学ぶことも大切です。

ヨガは「動き」、つまり、何をどこに持って行くか、という物理的な動きを伝えることが一番大事なのですが、「ふんわりと」「優しく」「まっすぐに」などの形容詞を多く使いすぎているインストラクションを耳にします。こういったことを知らずに、なんとなく伝えていると、いつの間にかヨガレッスン中に怪我が増える原因になってしまいます。

Point 3:即興ヨガレッスンはダメ。事前にシークエンスを決め、まずは自分が納得すること。

さらに一番大きいのは、自分が何を目指すクラス作りをして何を目指しているのか、その道のりを明確にしているのか、レッスンプランの作り方、改善方法や自己評価の方法を改善していうことにあります。

自分のレッスンの見方や評価方法に誤解や癖があると、教えていて辛くなったり、意欲が落ちてしまったり、何より「伝わらないし、うまく行ってない」と感じることが増えてきてしまいます。ヨガの練習による怪我や負傷も、実はこの考え方の癖からくることが多いです。

しかし毎回のレッスンで得たことを、もっともっと自分と生徒さんのために活かす、観察方法や自己分析の方法、そこを見直すことで、自分のレッスングレードをあげることができるようになります。

私も以前はよくレッスンの後「もっとこうすればよかったな」「できてないな」とよく反省し、レッスン後に疲れてしまうことが多かったものです。今思うと、もっといいレッスンを伝えていきたい、その向上心は大事なのですが、その度に「反省する」という思考の癖、実はあまり改善の役に立っていなかったのです。

Point 4: 自分の特性をいかし、常に実地の勉強すること

レッスンを向上させて行くには、「自分の特性をいかすこと」と小さなステップで得たことを大事にするスキルが必要で、冷静に聞き、見て、とうことと実験の繰り返しが必要です。

そこで、自分のやっていることをみるとき、向上心の高い人ほど、どうしてもいらない評価や自己否定をしてしまいがちです。いい、悪い、をすぐに断定して自分にダメ出しをしてしまうと、せっかくレッスンで得た学びや「できていたこと」それはなぜか?に考えが及ばなくなってしまい、それはとても大きな機会損失になってしまいます。

RYT200を学んだ後は、アレクサンダー・テクニークヨガ

今、私がヨガインストラクターさん向けのスキルアップコースで心がけているのは、「何が自分にとって役立つ評価の指標で何がそう出ないのか?」知ることで、自分の日々のレッスンから効率的に学び改善していく方法を身につけることです。

RYT200で湧き出た疑問こそが学びの始まり

私のレッスンは、ヨガインストラクターさん同士が、普段のレッスンを教えていて悩んだことや思ったこと、感じたこと、気づいたことを安全に議論できる場となっていて、互いに高め合う空気感、これもとても大事だと思っています。


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