今年の夏も暑かったですね~私は少し弱ってましたが、みなさんはいかがでしたでしょうか?
最近の過酷な暑さで熱中症も深刻化しているので、クーラーや冷たいものを摂ってなんとか乗り越えてみたものの、今度はそのせいで胃腸が弱ってしまったり、自律神経のバランスが崩れることもあるようですね。
身体がだるくなって、ボーっとしてやる気がでなくなるなど、精神的にも影響がでてしまいます。
そんな、ちょっと辛いな~って状態を改善してくれる、私がいつもお世話になっている食材に山芋と梅干があります。
もちろん、夏バテだけでなく疲労回復にも効果抜群です!
もくじ
ベジタリアンの元気が出る食材、山芋

山芋には沢山の種類があるのをご存じですか?長芋、いちょう芋、自然薯、つくね芋、大和芋、ダイショ等々ありますが、一般的なのは、長芋や大和芋ですね。中国では「山の薬」、日本では「山のウナギ」と言われていて、栄養素と滋養強壮効果があります。
そういえば、ベジには山芋と豆腐を混ぜたものを海苔にたっぷり塗って揚げた、精進かば焼きというウナギもどきのメニューもあります。
消化吸収助け、酵素も豊富
山芋には、消化吸収を助けるアミラーゼが含まれるため消化促進効果があります。
そして、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、カリウムが豊富に含まれ、独特なネバネバ成分で疲労回復に大きな役割を果たします。ただし、これらの栄養素は熱に弱いので、すりおろしたり、千切りにするなど、生のまま食べるようにしましょう!
また、だし汁でのばす時もさましてから使用してください。
若返りや更年期にも!
山芋には若返りホルモンが含まれていて、アルツハイマーの改善につながるという研究が発表されています。また、水溶性の食物繊維が豊富なので、コレステロール値を下げ食後の血糖値の上昇を抑え、善玉菌を活性化して腸内のバランスを整えてくれます。
また、更年期の暑くなくても汗がでたり顔や手足のほてりなど、身体が乾燥しながらのぼせる感じには、加齢を緩やかにする力がある食べ物が山芋です。
他にも、大腸がんや高血圧の予防や、肝臓に脂肪が溜まらないように働き糖尿病にも最適と言われています。そして、抗酸化作用や解毒作用の成分まで含まれているんです。
山芋の扱いには注意!
山芋のシュウ酸カルシウムという成分によって、料理の際や食べる時、痒くなったり赤くなる人がいます。皮膚が弱い人やお子さんは食べすぎには気を付けるようにしましょう。
ベジタリアンの元気が出る食材、梅干

日本の伝統食材の梅の特徴的な栄養面は、疲労回復などに有効な有機酸が豊富に含まれていることです。また、タンパク質や、カルシウム、カリウム、りん、鉄等ミネラルや、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンCも豊富です。
有機酸の働きがスゴイ!
そして、ミネラルも豊富に含まれているため身体のバランスを整えてくれます。
元気が出る食材の簡単レシピ
山芋とろろの梅肉和え
材料
山芋(大和芋)適量
梅干 適量
だし汁下記の合わせたものを適量(ベースのだし汁1カップ、薄口醤油大さじ1/2、みりん大さじ1/2、塩小さじ1/4を合わせたもの)
焼き海苔(あおさ)適量
(好みでオクラ 2、3本)
作り方

山芋は、ひげを切って使う分だけピーラーで皮をむきます。手が痒くなる方はお酢をつけておきましょう。
出来ればすり鉢で、または目の細かいセラミック製のおろし器を使っておろします。
ボールに移すかそのまますり鉢で、少量ずつだしを入れて伸ばしていきます。(だし汁にみりんが使えないベジタリアンは好みで甜菜糖など入れてみてください。)
*量は山芋ので種類で調整してください。長芋使用の場合は、水分多いので薄口醤油のみ適量使用してください。
梅干は、カリカリ梅タイプはみじん切りに、柔らかいタイプはつぶして、山芋に混ぜ合わせます。
器に盛って、上に焼き海苔やあおさをトッピングして完成です。
また、このみでオクラのネバネバも一緒に混ぜ合わせても、力強い一品になりますね。山芋×梅干と同様に、納豆×黒酢もおススメで美味しいです。長芋使用する場合は、水分多めなのでとろろはそのまま和え物に使ったり、千切りやサラダ等に◎
他にも色々なメニューに応用しよう

超簡単なレシピですがいかがでしたでしょうか?
山芋は、他にも、生なら和え物や酢漬けにしたり、加熱になりますが煮物やカレーなどに角切りで入れるのも、食感が変わって美味しいです。
ご飯にかける時のも、お茶漬けやお粥などもいけますね~!余っても保存もききますし冷凍も可能なので重宝してます。
最近は皮が剥かれた状態でパックされた製品もあるので、皮むきが面倒な人や手が痒くなる人にも安心ですね。
山芋や梅干は、体を整える成分が沢山含まれていて、病後の体力の落ちている時や、更年期等の体調が不安定な時にも最適な食材です。太りやすそうですが、実は美容やダイエットにも良いですし積極的に使いたいですね。