みなさん、ベジのファーストフードのお店ご存じですか?
一般的なバーガーチェーン店の中で、ベジタリアンにも食べられるメニューがあるのは別の記事でお伝えしました。(ベジタリアンでもOK?!バーガーチェーン店ランキングベスト4)
が、ベジタリアンのお肉屋さんである、オランダのベジタリアンブッチャーのファストフード専門店 「The Vegetarian Butcher Delivery池袋店」が2019年9月2日にオープンしたんです!
今回は、ベジタリアンブッチャーデリバリーについてお伝えします。
追記:2019年11月中旬から池袋以外にも、新宿、渋谷、浜松町の飲食店でも開始して、今年中に10店舗ほどに増やす予定。参考:「フードスタジアム」
*店舗情報は変更の可能性がある為、ご利用の際は要確認
もくじ
ベジタリアンブッチャーとは

創設者 Jaap Kortewegさん
ベジタリアンブッチャーは、オランダのベジタリアン食品の販売会社。今世界中で話題沸騰中、セレブにも大人気な最高級ブランドとして有名です。
ベジタリアンブッチャー誕生の理由
ベジタリアンブッチャーが生まれたのは、創設者Jaap Kortewegさんが当時まずかった肉の代用品の味を美味しくすることで、みんなが健康で、動物や自然、環境、気候、生物多様性に対しても、とても良いことと確信したところから始まります。
そして、3年間調査し、革新的な肉代用品を開発、科学者や一流シェフ、肉屋など様々なプロの助けもあって美味しい代替肉が完成しました。
ベジタリアンブッチャーのメリットは?
サステナビリティ(Sustainability)
サステナビリティ(Sustainability)とは「人間、社会、地球環境の持続可能な発展」の意味。
ベジタリアンブッチャーは、動物愛護(動物の権利や福祉)、人間の健康、食糧問題、自然環境問題等々といった、一般に食肉生産の上で抱える問題を解決するための製品として、世界中から注目されています。
より健康的に
製品は、タンパク質豊富でも、コレステロールゼロ、低脂質、低カロリーなんです。消化吸収も早く、ヨガやフィットネスなど体づくりしている人や、海外ではアスリートたちが食事のメニューに積極的に取り入れて好評得ています。
ベジタリアンブッチャーデリバリー開始!

デリバリーサービスのある店舗は、最近よく耳にする「UberEats」や「出前館」などのフードデリバリーサービスを通して注文を受け、配達する飲食店です。ただ、ベジタリアンブッチャーでは、「ゴーストレストラン」の仕組みで営業しています。
*現在2019年9月、配達地域は主に西池袋から3km範囲内
ゴーストレストランとは?
ゴーストレストランは、NY発祥のビジネスモデルで間借りしたシェアキッチンで調理行い、デリバリーサービスで配達する仕組みでの営業になります。私たちユーザーには、どこで調理するかは直接影響はありませんね?
でも、その営業方法をとるに至った姿勢が、私的にはこれからベジタリアンの選択肢を多くの人に知ってもらえるようで嬉しいんです。
外食業界の視点でどう広げるか
ベジタリアンブッチャージャパンの代表村谷氏は、PRTIMESのインタビュー「なぜゴーストレストランによる展開を考えたのか?」に対して、
・各企業のバイヤーとの商談の際、従来の乾燥大豆とは違う新しいプラントベースミートであることを伝えても、中々理解してもらえない
・昔からスーパーの棚に陳列されている大豆ミートと同様にカテゴライズされ、日常的に動物性の肉を食べる人たちにアプローチ出来ないでいた
そして、
村谷氏「私自身が外食企業に長年従事していたこともあり、小売業界の視点でどう広げるかではなく、外食業界の視点でどう広げるか考えたんです。通常ゴーストレストランはスタートアップに利用されていることが多いですが、弊社が考えているビジネスモデルは、既に飲食店を運営しているところに委託するので、フランチャイズ展開が可能なファストフード専門のゴーストレストランになります」
引用:日本初!ファストフード専門の「ゴーストレストラン」が9月2日OPEN!
と、話します。
日本のベジタリアンは特に、何かと不便もあってもそれなりに工夫すると、それもまたクリエイティブで楽しいものです。でも、外食業界の視点で広げるなんて、ユーザーにとってはもちろんですが、このプロジェクトに関わりたい人にとっても期待できる考え方じゃないでしょうか。
ベジタリアンが”一般的”になるのも夢じゃないかもしれませんね~。
日本に一石を投じる?!
今、世界でベジタリアンを選ぶ人がとても増えていて、ベジタリアンブッチャーでもこれは世界規模でのトレンドだと言っています。
海外では、
動物や健康、環境、食糧問題などの情報が行き渡っている(それに対して意思がある人が多い) |
⇓ |
個人がベジタリアンを選ぶ |
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スーパーで簡単に購入できる |
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商品の情報を口コミやSNSでシェア |
⇓ |
メーカー側も売り上げによってクオリティ上げる |
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評判が良いとベジを選択する人や頻度が増える |
⇓ |
ますますベジ商品増えて品揃えも充実 |
・・・・・等、良い循環が起きるイメージがあります。そのためには元になる意識が重要でしょう。
食肉を意識的に減らすというトレンドは若者を中心に広がっています。一般的にベジを始める理由が動物や健康、環境、食糧問題等ですが、ファッションと同様にライフスタイルとして主体的に考えているから、とベジタリアンブッチャーは言います。
日本人がこれを理解することは世界の食に近づく大きな一歩です。
この一文みなさんはどう感じますか?私にはなんだか静かな情熱を感じるな~
食とは、ただ食べるという行動だけではなく、地球のすべてと繋がっていることを意識するという生き方が前提で、その上で何を選ぶかが大切になる、と言ってるのかもしれませんね。
*店舗情報は変更の可能性がある為、ご利用の際は要確認