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冬になるとエイジングを感じる理由3つ🥶

「自分らしく生きる」を発信。

冬になるとエイジングを感じる理由3つ🥶

冬になるとエイジングを感じる理由3つ🥶 1

理由1:夏に消耗した気血を養生できていないから

乾燥について。秋に引き続き、空気の乾燥が気になりますね。夏にたくさん汗をかいたまま(体が消耗したまま)体を潤すケアを行っていないと、秋冬に体の乾燥感が助長されてしまいます。実は、中医学では「汗=水分」のみならず、気血水でいうところの、気と血の成分も含まれます。体を動かすエクササイズは健康管理に役立ちますが、同時に、夏に消耗した血や気を補うための食事のサポートも行いたいです。いまのコロナ禍では、鼻やのどといった呼吸器が乾燥することは、ウィルスが体内に侵入しやすい状態を招きます。

理由2:「気」の消耗は「免疫力・女子力の低下」にもつながる

気の低下について。もうひとつ、体内の気が消耗してしまうと、免疫力を低下させることも。ヨガでは「プラーナ」と呼ばれる「気」ですが、中医学では気の働きを5つに分類しています。その働きのなかに、体表に張り巡らされているバリア効果を担うもの」や、「内臓やお肌などが下垂しないようにけん引する働き」を行うものがあります。

気が消耗しているということは、これらの働きも弱くなること。風邪や感染症にかかりやすくなったり、お肌がたるむというのも、気が虚しているから、という理由も考えられます。

理由3:うっかり冷えに注意!冬のエクササイズに隠された “冷えの盲点”

冷えについて。冬の冷たい空気は「寒邪」と呼ばれ、体内に入ると、体を温める気を傷つけます。たとえば、頭や関節はツボが多い場所。ツボから寒邪が侵入して、経絡を通じて内臓を冷やします。

そこに、乾燥したのどを潤そうと、冷たい飲み物をごくごく飲むと、さらに内臓を冷やすという事にも…..。体を動かすことは呼吸を深めて、筋肉を活性化するので、体の巡りをよくしますが、同時に、自熱を奪われない工夫も大切になります。

ランニングする場合、ニット帽などで頭を冷やさないようにする。マスクを着けて、鼻から直接的に冷たい外気を肺に取りこまないなど、室内で行うヨガでも、肌露出の多いウエアの場合は注意したいです。

腰や足首を露出させないように工夫しましょう。そして、飲みものも体温より低い温度のものを、必要以上に飲まないようにするなど気をつけたいです。

気の消耗をストップして「冬の老け込み」から脱出!

寒邪によって、体を温める気を傷つけると、体の温度をもとに戻そう!温めよう!という体のシステムが作動して、そこに余計なエネルギーをつぎ込むことに・・・気の消耗は負の連鎖へとつながります。そこで、季節に合った効果的なセルフケアと食事を意識することで、無駄な気の浪費をストップ!冬の養生を行うことで「冬の老け込み」を回避して、次にやってくる、新しい春夏秋冬のサイクルを元気にスタートすることができますよ。

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